Autodeskへの公開書簡 2020夏の陣
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2020年の夏はコロナ禍が世界を席巻しましたが、私の心の中をザワつかせたのはイギリスの著名な設計事務所の方たちがAutodeskへ送った公開書簡でした。
ざっくり説明すると、ザハ・ハディッド・アーキテクツやロジャース・スターク・バーバーアンド・パートナーズなどイギリスに本社を置く25の建築会社(そのうち公に署名をしたのは17社)がAutodeskのCEO宛てに公開書簡を送りました。主にRevitの開発の遅れとコストの上昇に対する不満などが綴られているもので最後は未来に向けて「顧客中心、非敵対的、革新的、進歩的、そして成果物」を提供するよう求めて締めくくられています。
この書簡が発行された数日後に副社長が返答をしています。ただこの返答は読み進めるといつの間にかPRモードになってゆくもので、更に「手紙の全てに同意する訳ではありませんが、私たちは耳を傾けることにコミットしています」という一文が燃料投下となり怒りを拡大させてしまいます。そこで約3週間後に今度は社長による返答が行われます。
この中で社長はRevitの機能の開発があまり進んでいない事は認めたものの、送った公開書簡に対する異議も多く唱えています。そしてAUTODESKが「AEC用の次世代プラットフォーム」に取り組んでいることなども書いています。
レンダリングの事が知りたくて色々ググっていた時に、たまたまこのやり取りを知ったのですが、疑問はあるものの「仕方がないとか」「どうせ変わらない」とか言って変わらない事を受け入れてしまっていた自分にっとて、地球の裏側で起きたこれらの事は非常にセンセーショナルな出来事でした。
そして「やっぱり変わらないんだっ」て思ったのは私の英語力のなさが見せた幻でしょうか。。。いえいえGoogle先生も最近は本当に立派になられてとてもニホンゴジョウズデスからやはり現実なんでしょう。
👆2021年(Revit2022)のアップグレードで超アップグレードをしてくれました(20210418)
末端でRevit操作をチマチマ行いながら眺めたお山の上の攻防は、真夏の夜の夢の様で面白かった(←こんだけ毎日Revit触っているのに、他人事な自分って( ;∀;))。。。
ちなみにシェイクスピアの真夏の夜の夢の一節
「あたしはあの人のいいところばかり憧れているのかもしれない・・・」
これは自分とRevitの関係なのかもしれない・・涙
2020.10.06
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